2011年10月31日
北陸旅行記その1。
先週の日曜日のこと。
銀座を母節子と歩いていたら、某テレビ局のひるのおび番組の街頭インタビューを受けましたよ。
日曜の銀座は奥様ファッションやらなんやらで、100メートル毎にテレビカメラが待ち構えてる印象です。
今回はファッションではありませんが、「こんなご近所トラブルがあった場合、ご近所さんを訴えることが出来ますか?出来ませんか?」みたいな質問で、回答した後に実際の弁護士の見解を聞いてリアクションする、みたいなやつでした。
でも母娘揃って「どーでもいいわ」感満載でリアクション薄かったし、その後「実際にご近所トラブルがあったことはありますか?」とも聞かれたんですが、「ないわねえ」の一点張りだったので、たぶん放送に使われてはなかったと思います。
実際にトラブルなんてないのですが、しかしその当人が見てるかも知れないのにご近所のトラブルなんて全国放送で話すもんかねえ。
で、インタビューの後また銀座を歩いていましたら、50メートル先でまたもやテレビクルーに声をかけられました。
スタッフの腕章を見たら同じテレビ局だったので、もうめんどくさくなって「さっきあっちでお宅の局の(インタビュー)受けたわよ」と言ってやり過ごしました。
みそっち前後の母娘なんて、昼のワイドショーの1番の視聴層だからいいカモなんだろうな。
さて。
少し日が経ってますが、北陸旅行のお話をつらつらと。
銀座を母節子と歩いていたら、某テレビ局のひるのおび番組の街頭インタビューを受けましたよ。
日曜の銀座は奥様ファッションやらなんやらで、100メートル毎にテレビカメラが待ち構えてる印象です。
今回はファッションではありませんが、「こんなご近所トラブルがあった場合、ご近所さんを訴えることが出来ますか?出来ませんか?」みたいな質問で、回答した後に実際の弁護士の見解を聞いてリアクションする、みたいなやつでした。
でも母娘揃って「どーでもいいわ」感満載でリアクション薄かったし、その後「実際にご近所トラブルがあったことはありますか?」とも聞かれたんですが、「ないわねえ」の一点張りだったので、たぶん放送に使われてはなかったと思います。
実際にトラブルなんてないのですが、しかしその当人が見てるかも知れないのにご近所のトラブルなんて全国放送で話すもんかねえ。
で、インタビューの後また銀座を歩いていましたら、50メートル先でまたもやテレビクルーに声をかけられました。
スタッフの腕章を見たら同じテレビ局だったので、もうめんどくさくなって「さっきあっちでお宅の局の(インタビュー)受けたわよ」と言ってやり過ごしました。
みそっち前後の母娘なんて、昼のワイドショーの1番の視聴層だからいいカモなんだろうな。
さて。
少し日が経ってますが、北陸旅行のお話をつらつらと。
10月3日。
【06:26】
東京発の東海道新幹線で米原へ、そこから特急しらさぎに乗り換え、福井の芦原温泉駅へ。
乗ってからアナウンスで知ったのですが、名古屋発のしらさぎは米原駅でスイッチバックをするので、乗客に座席の回転を協力してもらうんですってね。
あと、JR西日本の特急の車内アナウンス時のメロディ(東海道新幹線だと「ビーアンビシャース♪」のところ)めちゃくちゃ不協和音で怖すぎ。関東だとテレビの緊急地震速報の音にそっくりなので、鳴る度にビクッ!としましたよ。
でも初めての北陸なのでワクワクです。
車窓から見る風景は、空が広いなと思いました。
鯖江駅付近ではいろいろと感動しました。
【10:12】
芦原温泉に到着。ここから東尋坊へ。
また芦原温泉駅に戻ってくるので、とりあえず大きい荷物をロッカーに入れ、10:40発のバスに乗る。
日本海が見えてから、こんなに景色のよい路線バスは初めてだと思いましたよ。何しろ絶景。すてきー。
【11:26】
バス東尋坊着。お土産屋さんの通りをくぐり、店先で焼いてるイカのいい匂いに誘われつつも、まっすぐつき抜け東尋坊の観光スポットへ。
いやぁ、これはすごい!
まさにザ・日本海!って感じの絶景ね。
早速崖を歩いて渡ってみようと思ったのだけど、もし落ちた場合、ここまで来ておいしいものの一つも食べずに海の藻屑となるのはイヤだ…と考え、まずは腹ごしらえをすることに。
お土産屋さんまで引き返し、「のどぐろ丼」を食す。
のどぐろ最高!炙ってても、ものすごい脂が乗っていて、大根おろしがよく合うこと。
時たまツアーの団体さんを見かけるけど、平日なので基本的にどこものんびりムード。
いいですねえ。
【12:00】
腹も膨れたので、本格的に東尋坊散策へ出向く。
お天気もよく、真っ青な空、真っ青な海、岸壁に打ち付ける白波、そして遠くに見える朱色の雄島橋の素敵なコントラストと言ったら…!!
岩場に下りてみる。
ごつごつした岩だらけの崖は前後に伸びているのですが、左右の幅も狭く斜面になってます。
これって全方向に転んでもコロコロ転がって即アウトじゃないっすか…!!
ただでさえ高所恐怖症のアテクシ、足がすくむなんてそんなレベルじゃなかったです…。
途中まで歩いてみたのですが、崖の先端で下を覗き込んでキャーキャー言ってる親子や、先端で海に背を向けて自撮ツーショット写真を撮っている若いカップルの遥か10メートルくらい後ろでじっと固まるみそっちがここに。
よく、木に登っちゃったはいいけど下りられなくなった子供とかいるけど、まさにあんな感じ。
その横を推定年齢70代の女性にひょいっとすり抜けられ、完全敗北を喫したのでした…。
軽く10分はその場から動けなかったでしょうか。
もう先端に行くのは諦めた。このままじゃ日が暮れてしまう。
懸命な判断を下したのですが、でもやっぱり来たからには出来るだけ崖下の景色は見たい…ということで撮った写真がこれ。
これでもがんばったのよーう。
左の崖3メートルくらいまで接近し、そこから手をできるだけ伸ばして撮影しました。
【12:20】
さて、崖はこれくらいにしてやるか、と悪態をつき、遊覧船乗り場へ。
そう、私には崖を上から眺めることはできないけど、下から見上げることは出来るのだ!ふふーん。
キップ売り場へ向かうと、なんと今日は波が高いため、岩場の遊覧船乗り場ではなく、近くの三国港で発着してるとのこと。
売り場に貼られた手書きの簡単な地図を見ると、東尋坊から車で5分とある。
うーん、でもバスは1時間に1本ペースだし…どうしよう…。
ふと横を見ると、何やら整備されてるっぽい歩道が。
ガイドを広げると、荒磯遊歩道と言って、三国港までつながってるぽいじゃないですか!
おおーこれを歩いていけばいいじゃん!車で5分の距離だし、遊歩道だから東尋坊の景色を眺めながらのんびり散歩して行きましょう。
そして荒磯遊歩道に入ったのですが。
途中までは東尋坊散策の人もいたりしてよかったのですが、急に人がぱったりいなくなったのです。
そのまま進んでいくと、どんどん暗い木陰の道に。
荒磯遊歩道は途中から海側も松の林に覆われ、ただの山道へと変化したのでした…。
これはやばいと思いつつ、ここまで15分くらい歩いたのに今更戻れるか、との思いもあってひたすら前を進むことに。
でも誰もいない暗い山道、鳥たちが乾いた木の葉を揺らす音、時折遠くで波が岩に打ち付けられる音は恐怖のトリプルコンボでしたよ…!!
20分くらい経った時、反対からやはり歩いてきた人が1人がいました。
久しぶりの人影でちょっと嬉しくなり、すれ違った時はにこやかに挨拶したんですが、しばらくして振り返ると向こうもこちらを何度も振り返って見てるもんだから、逆に怖くなって、人影が見えなくなってからダッシュで山道を下りました…。
いや、遊歩道は自然散策にはとってもいい道だと思うんですが、もう少し人がいる時じゃないとちょっと無理ですね…。
遊歩道をようやく抜け一般道に出たのですが、そこから三国港までの海沿いは歩道のない道。
これどうやって行けばいいの…。
今来た道を引き返すのだけはイヤだったので、丘の上の住宅地をてくてく歩き、かなり遠回りして三国港へ13:00到着。疲れた。
すると目の前で遊覧船が東尋坊へ向けて出発していきました…ああ…。
【13:25】
なーんにもない三国港でひたすら待ち、ようやく次の出航時刻に。
この時点でピーカンな天気、暑くてジリジリ焼けてます。
東京を出発する際、TVのお天気を見てたら福井は寒いって言ってたから、急遽毛糸のポンチョマフラーを巻いてきたのに、どういうこと!?半袖でいいくらいなんですけど!?
とりあえず遊覧船に乗り込んだところ、船のおじちゃんに「どうやって来たの?」と聞かれたので「荒磯遊歩道を歩いて」と言ったらかなりびっくりしてました。
他の乗客はみんな自家用車で三国港まで来てました。
うん、まあそれはそうだよね。知ってたら私も来なかったよ。
さて、いよいよ出航!
一見お天気で穏やかな海に見えるのですが、どっこいそこは日本海。乗ってみるとハンパない波が遊覧船に当たります。
天然ジェットコースターで船の中の私はもうしっちゃかめっちゃか。マジで横に30度くらいは傾いたと思うけど、気分はまるで大時化の海に大漁旗掲げて繰り出す兄弟船でしたよ。
常に頭の中で鳥羽一郎が歌っとりました。
そんなこんなで船は東尋坊到着。まずは雄島の裏側をぐるっと回り、岩場の近くの大迫力な景色を堪能。
続いていよいよ東尋坊の絶壁の真下に着くはず…だったのですが、なんとこの日は波が高くて岸壁付近は危険なため、遠くから眺めるだけになってしまいました…なんてこったい…。
考えたら船着場が港に変更になった時点でこの事態には普通気がつくものですな。何をやってるんでしょう。
でも海側から眺める岸壁群はそりゃもう大迫力でしたよ。
途中で、どの岩で何の撮影をやりました、とか一つ一つガイドがありましたし。
遊覧船乗ってよかったです。楽しかった。
【14:00】
船も無事三国港に到着。
後は宿に向かうだけなのですが、さてどうしよう。
ガイドを見てみると、近くに三国駅なるものが。
乗り場のおじちゃんに聞くと、歩いて15分くらいらしい。
とんでもない山道かどうかを尋ねたところ、住宅もある普通の歩道つきの道らしいので、安心して三国駅まで向かうことに。
三国港からこっちの海岸線は小さな漁船が連なるのどかな漁港で、歩道の脇で船の手入れをしている漁師さんなどに出会いました。
初めておだやかな海も見れ、暑い以外はとてもよい散歩。
さて15分歩いたのですが、地図上では駅はまだまだ先のよう。
ガイドを眺めつつ歩いていたところ、なんと、衝撃の事実が。
三国駅は福井えちぜん鉄道の路線で、北陸本線の芦原温泉駅とはまったく繋がっていないではないですか…!
芦原温泉まで行くには、一旦福井まで出て乗り換えないとダメみたい。しかも1時間半もかかる。
ええー、なんてこと!?荷物があるから絶対芦原温泉まで行かないと困るのに!
絶望感におそわれるも、どうやら三国駅から芦原温泉までバスはあるみたい。よかったよかった。
【14:30】
ようやく三国駅の駅舎が見えてきましたよ。
駅前にはロータリーらしきものが見えるので、おそらくそこにバスが来るのでしょう。
あとはバスの時刻を確認して…と思っている私の横を、1台のバスが。
背面の行き先表示を眺めると「三国駅行き」となっていて、そのままロータリーに差し掛ると、おもむろに表示は「芦原温泉行き」となったではありませんか…!
お、このバスだ、と思ったのもつかの間、乗り場に人がいないのを確認したバスは、止まることなく発車しようとしてる!!
ロータリーまであと10メートル。
「芦原温泉行き」の表示を見つめながら、脳裏には
東尋坊の崖上から見た足のすくむ景色や
荒磯遊歩道の恐ろしい山道や
三国港目の前で出航していった遊覧船や
なんやかんやがゆっくりと走馬灯のようによみがえったのですが、
「このバスを逃すとおそらく次は1時間後!!」
と我に返り、どんどん離れるバスをとにかくダッシュで追いかけることに。
バスはもうロータリーを抜け一般道へ差し掛かってたのですが、背後から必死に走ってくる怖い形相のみそっちに不穏な空気を感じたのか、奇跡的に止まってくれました。
汗をかきながらゼエゼエ言って乗り込む私に、運転手さんは「もしかしたら乗りたいのかなあと思って止まってみてよかったよー」と優しい言葉をかけてくれましたよ。本当にありがとう運転手さん。あなたは命の恩人です。
そのままバスに乗ってたんですが、途中バスの停留所に「三国港」ってのがあったよママン。遊覧船の発着所前で待ってりゃよかったんだよママン。
何だかどっと疲れが出て、そこから芦原温泉まで帰りは爆睡。
まだ1日も終わってない…!続く!
【06:26】
東京発の東海道新幹線で米原へ、そこから特急しらさぎに乗り換え、福井の芦原温泉駅へ。
乗ってからアナウンスで知ったのですが、名古屋発のしらさぎは米原駅でスイッチバックをするので、乗客に座席の回転を協力してもらうんですってね。
あと、JR西日本の特急の車内アナウンス時のメロディ(東海道新幹線だと「ビーアンビシャース♪」のところ)めちゃくちゃ不協和音で怖すぎ。関東だとテレビの緊急地震速報の音にそっくりなので、鳴る度にビクッ!としましたよ。
でも初めての北陸なのでワクワクです。
車窓から見る風景は、空が広いなと思いました。
鯖江駅付近ではいろいろと感動しました。
【10:12】
芦原温泉に到着。ここから東尋坊へ。
また芦原温泉駅に戻ってくるので、とりあえず大きい荷物をロッカーに入れ、10:40発のバスに乗る。
日本海が見えてから、こんなに景色のよい路線バスは初めてだと思いましたよ。何しろ絶景。すてきー。
【11:26】
バス東尋坊着。お土産屋さんの通りをくぐり、店先で焼いてるイカのいい匂いに誘われつつも、まっすぐつき抜け東尋坊の観光スポットへ。
いやぁ、これはすごい!
まさにザ・日本海!って感じの絶景ね。
早速崖を歩いて渡ってみようと思ったのだけど、もし落ちた場合、ここまで来ておいしいものの一つも食べずに海の藻屑となるのはイヤだ…と考え、まずは腹ごしらえをすることに。
お土産屋さんまで引き返し、「のどぐろ丼」を食す。
のどぐろ最高!炙ってても、ものすごい脂が乗っていて、大根おろしがよく合うこと。
時たまツアーの団体さんを見かけるけど、平日なので基本的にどこものんびりムード。
いいですねえ。
【12:00】
腹も膨れたので、本格的に東尋坊散策へ出向く。
お天気もよく、真っ青な空、真っ青な海、岸壁に打ち付ける白波、そして遠くに見える朱色の雄島橋の素敵なコントラストと言ったら…!!
岩場に下りてみる。
ごつごつした岩だらけの崖は前後に伸びているのですが、左右の幅も狭く斜面になってます。
これって全方向に転んでもコロコロ転がって即アウトじゃないっすか…!!
ただでさえ高所恐怖症のアテクシ、足がすくむなんてそんなレベルじゃなかったです…。
途中まで歩いてみたのですが、崖の先端で下を覗き込んでキャーキャー言ってる親子や、先端で海に背を向けて自撮ツーショット写真を撮っている若いカップルの遥か10メートルくらい後ろでじっと固まるみそっちがここに。
よく、木に登っちゃったはいいけど下りられなくなった子供とかいるけど、まさにあんな感じ。
その横を推定年齢70代の女性にひょいっとすり抜けられ、完全敗北を喫したのでした…。
軽く10分はその場から動けなかったでしょうか。
もう先端に行くのは諦めた。このままじゃ日が暮れてしまう。
懸命な判断を下したのですが、でもやっぱり来たからには出来るだけ崖下の景色は見たい…ということで撮った写真がこれ。
これでもがんばったのよーう。
左の崖3メートルくらいまで接近し、そこから手をできるだけ伸ばして撮影しました。
【12:20】
さて、崖はこれくらいにしてやるか、と悪態をつき、遊覧船乗り場へ。
そう、私には崖を上から眺めることはできないけど、下から見上げることは出来るのだ!ふふーん。
キップ売り場へ向かうと、なんと今日は波が高いため、岩場の遊覧船乗り場ではなく、近くの三国港で発着してるとのこと。
売り場に貼られた手書きの簡単な地図を見ると、東尋坊から車で5分とある。
うーん、でもバスは1時間に1本ペースだし…どうしよう…。
ふと横を見ると、何やら整備されてるっぽい歩道が。
ガイドを広げると、荒磯遊歩道と言って、三国港までつながってるぽいじゃないですか!
おおーこれを歩いていけばいいじゃん!車で5分の距離だし、遊歩道だから東尋坊の景色を眺めながらのんびり散歩して行きましょう。
そして荒磯遊歩道に入ったのですが。
途中までは東尋坊散策の人もいたりしてよかったのですが、急に人がぱったりいなくなったのです。
そのまま進んでいくと、どんどん暗い木陰の道に。
荒磯遊歩道は途中から海側も松の林に覆われ、ただの山道へと変化したのでした…。
これはやばいと思いつつ、ここまで15分くらい歩いたのに今更戻れるか、との思いもあってひたすら前を進むことに。
でも誰もいない暗い山道、鳥たちが乾いた木の葉を揺らす音、時折遠くで波が岩に打ち付けられる音は恐怖のトリプルコンボでしたよ…!!
20分くらい経った時、反対からやはり歩いてきた人が1人がいました。
久しぶりの人影でちょっと嬉しくなり、すれ違った時はにこやかに挨拶したんですが、しばらくして振り返ると向こうもこちらを何度も振り返って見てるもんだから、逆に怖くなって、人影が見えなくなってからダッシュで山道を下りました…。
いや、遊歩道は自然散策にはとってもいい道だと思うんですが、もう少し人がいる時じゃないとちょっと無理ですね…。
遊歩道をようやく抜け一般道に出たのですが、そこから三国港までの海沿いは歩道のない道。
これどうやって行けばいいの…。
今来た道を引き返すのだけはイヤだったので、丘の上の住宅地をてくてく歩き、かなり遠回りして三国港へ13:00到着。疲れた。
すると目の前で遊覧船が東尋坊へ向けて出発していきました…ああ…。
【13:25】
なーんにもない三国港でひたすら待ち、ようやく次の出航時刻に。
この時点でピーカンな天気、暑くてジリジリ焼けてます。
東京を出発する際、TVのお天気を見てたら福井は寒いって言ってたから、急遽毛糸のポンチョマフラーを巻いてきたのに、どういうこと!?半袖でいいくらいなんですけど!?
とりあえず遊覧船に乗り込んだところ、船のおじちゃんに「どうやって来たの?」と聞かれたので「荒磯遊歩道を歩いて」と言ったらかなりびっくりしてました。
他の乗客はみんな自家用車で三国港まで来てました。
うん、まあそれはそうだよね。知ってたら私も来なかったよ。
さて、いよいよ出航!
一見お天気で穏やかな海に見えるのですが、どっこいそこは日本海。乗ってみるとハンパない波が遊覧船に当たります。
天然ジェットコースターで船の中の私はもうしっちゃかめっちゃか。マジで横に30度くらいは傾いたと思うけど、気分はまるで大時化の海に大漁旗掲げて繰り出す兄弟船でしたよ。
常に頭の中で鳥羽一郎が歌っとりました。
そんなこんなで船は東尋坊到着。まずは雄島の裏側をぐるっと回り、岩場の近くの大迫力な景色を堪能。
続いていよいよ東尋坊の絶壁の真下に着くはず…だったのですが、なんとこの日は波が高くて岸壁付近は危険なため、遠くから眺めるだけになってしまいました…なんてこったい…。
考えたら船着場が港に変更になった時点でこの事態には普通気がつくものですな。何をやってるんでしょう。
でも海側から眺める岸壁群はそりゃもう大迫力でしたよ。
途中で、どの岩で何の撮影をやりました、とか一つ一つガイドがありましたし。
遊覧船乗ってよかったです。楽しかった。
【14:00】
船も無事三国港に到着。
後は宿に向かうだけなのですが、さてどうしよう。
ガイドを見てみると、近くに三国駅なるものが。
乗り場のおじちゃんに聞くと、歩いて15分くらいらしい。
とんでもない山道かどうかを尋ねたところ、住宅もある普通の歩道つきの道らしいので、安心して三国駅まで向かうことに。
三国港からこっちの海岸線は小さな漁船が連なるのどかな漁港で、歩道の脇で船の手入れをしている漁師さんなどに出会いました。
初めておだやかな海も見れ、暑い以外はとてもよい散歩。
さて15分歩いたのですが、地図上では駅はまだまだ先のよう。
ガイドを眺めつつ歩いていたところ、なんと、衝撃の事実が。
三国駅は福井えちぜん鉄道の路線で、北陸本線の芦原温泉駅とはまったく繋がっていないではないですか…!
芦原温泉まで行くには、一旦福井まで出て乗り換えないとダメみたい。しかも1時間半もかかる。
ええー、なんてこと!?荷物があるから絶対芦原温泉まで行かないと困るのに!
絶望感におそわれるも、どうやら三国駅から芦原温泉までバスはあるみたい。よかったよかった。
【14:30】
ようやく三国駅の駅舎が見えてきましたよ。
駅前にはロータリーらしきものが見えるので、おそらくそこにバスが来るのでしょう。
あとはバスの時刻を確認して…と思っている私の横を、1台のバスが。
背面の行き先表示を眺めると「三国駅行き」となっていて、そのままロータリーに差し掛ると、おもむろに表示は「芦原温泉行き」となったではありませんか…!
お、このバスだ、と思ったのもつかの間、乗り場に人がいないのを確認したバスは、止まることなく発車しようとしてる!!
ロータリーまであと10メートル。
「芦原温泉行き」の表示を見つめながら、脳裏には
東尋坊の崖上から見た足のすくむ景色や
荒磯遊歩道の恐ろしい山道や
三国港目の前で出航していった遊覧船や
なんやかんやがゆっくりと走馬灯のようによみがえったのですが、
「このバスを逃すとおそらく次は1時間後!!」
と我に返り、どんどん離れるバスをとにかくダッシュで追いかけることに。
バスはもうロータリーを抜け一般道へ差し掛かってたのですが、背後から必死に走ってくる怖い形相のみそっちに不穏な空気を感じたのか、奇跡的に止まってくれました。
汗をかきながらゼエゼエ言って乗り込む私に、運転手さんは「もしかしたら乗りたいのかなあと思って止まってみてよかったよー」と優しい言葉をかけてくれましたよ。本当にありがとう運転手さん。あなたは命の恩人です。
そのままバスに乗ってたんですが、途中バスの停留所に「三国港」ってのがあったよママン。遊覧船の発着所前で待ってりゃよかったんだよママン。
何だかどっと疲れが出て、そこから芦原温泉まで帰りは爆睡。
まだ1日も終わってない…!続く!
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この記事へのコメント
1. Posted by もーやん 2011年11月03日 07:11
たくさん歩いていい運動になりましたね。崖といえば、次はグランドキャニオンもいかが?
2. Posted by TOKA 2011年11月03日 14:41
もーやんさん
基本的に私の旅行は徒歩移動がデフォルトなので、どこに行っても1日平均2万歩以上歩きますね。
ってグランドキャニオン・・・!?
あー無理です絶対。
行っただけで気絶しそう。
基本的に私の旅行は徒歩移動がデフォルトなので、どこに行っても1日平均2万歩以上歩きますね。
ってグランドキャニオン・・・!?
あー無理です絶対。
行っただけで気絶しそう。