ひき続きパラリンピックの話。最近…。

2000年10月30日

パラリンピック閉会式で思ったこと。

12日間行われていたシドニーパラリンピックも、昨日幕を終えました。
日本は金メダルの数こそアトランタより1つ少なかったものの(それでも13個!!)、メダル総数はアトランタより4つ多い41個で、大活躍だったと思います。
今回はオリンピック同様、女子選手の活躍が目立ったように思えました。中でも、日記でも何度か書いた競泳の成田真由美選手は1人で今大会6つの金、1つの銀獲得!!土田和歌子選手はアクシデントがありながらも最後のマラソンで銅メダルを取り、なんと初の冬夏メダリストに。女子車いすバスケも16年ぶりの銅メダルと大健闘!!
20日の日記↓では名前忘れてごめんなさい(^^;、陸上の尾崎峰穂選手は惜しくも5大会連続金メダルは逃したものの、やり投げで見事銅メダル獲得。すごいです。
個人的に印象深かったのは、走り高跳びの酒井かずみ選手。確か17歳だったかな?で初めてのパラリンピック、金メダルの選手が成功ジャンプをして、自分の銀が決まった瞬間、顔を覆ってしまって、一瞬”あー金じゃなくて悔しいのかな?”と思ったけど、顔を上げた時、ものすごくステキな笑顔で心打たれました。あと柔道100k超級で銅メダルだった宮内栄司選手が言った「銅メダルがこんなに嬉しいものとは思わなかった」という言葉も印象に残ってます。
そんなこんなで昨日の閉会式をテレビで見ていたんですが。オーストラリアの有名な歌手が歌を歌ってる時、地元のちびっこ合唱団たちが後ろにいて、一緒に歌っていたんですよ。それも、手話付きで。それを見て、パラリンピックこそが、本来のスポーツ大会の姿なんじゃないかなと思ったのです。
パラリンピックでは、目が見えない人、耳が聞こえない人、足がない人、その他いろんな障害がある人がそこにいるのが当たり前だから、手話で歌ったり、音響効果をふんだんに使ったり、すべての人がそれぞれ楽しめる式でした。でもそれって、本当はオリンピックでも、ひいては私たちの普段の社会の中でも、当たり前でいなくてはいけないことなんですよね。いろんな人がいるのが本来の社会なんだから、健常者だけでなく、それぞれ障害を持った人たちも、自然に日常生活を送れるようにならないといけないんですよね。閉会式を見てすごく考えさせられました。

20日の日記でやはり書いたように、私は障害者も健常者も同じスポーツの大会として、オリンピックとパラリンピックを一緒にできないのだろうかと思っています。
これは組織上難しいことなのかもしれないんだけど、でも決してそれぞれが違う競技ではないんだということが広く認識されればいいなぁと思うのです。
例えば、小学校でやっていたバスケットボールと、中学高校以降でやるバスケットとでは、ゴールの高さもボールの大きさも違うでしょ?それは背の高さ・体力が違うからしょうがないことで、でもお互いバスケットにはかわりないように。
昨日の閉会式では、オリンピックとパラリンピックが今後協力し合うという提携を結んだそうで、今後もっとお互いが協力し合うといいなぁと見てて思いました。

それから、なんで私は今回パラリンピックにこんなに注目したんだろう、とふと思ったんですが、1つは日本選手の活躍があったからこそ。1つは地元シドニーの人が多く会場に詰め掛け、大会を盛り上げてくれたことがあると思います。それに加え、個人的に私は長野のパラリンピックの業績も大きいんじゃないかな、と思ったんです。
長野でも日本選手は大活躍して、地元開催ということもあり、だいぶ私の中での認知度があがっていたので、今回も自然に見ようという流れになったのだと思います。
何いいたいのかわかんなくなってきた…(^^; まぁつまり、パラリンピック、すごい面白かったということだよ。ってそんなシメでいいんか(笑)。

あ、そうそう、NHKのスポーツニュースで二宮清純が「高橋尚子に国民栄誉賞をあげるんだったら、成田真由美も同等だと思う」みたいなことをコメントしてて、まったくその通りだ!と思いましたね。私は20日の日記↓にも書いたように、5大会連続メダルの尾崎峰穂選手にもあげてもいいと思う。でも、今のあの首相じゃそこまで頭回んないだろうけどね。外交の裏も表もわかんないくらいだしさ。

 

toka at 17:33│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ひき続きパラリンピックの話。最近…。