2013年06月

2013年06月19日

続き。

月曜日の続きです。


家に戻り母節子から聞いたところ。

家には、ブランドのフロアマネージャー、エリアマネージャーと、購入したデパートの担当者の3人が、高級菓子折りを持って謝罪に来たそうです。

そして、在庫の中から、使っていたバッグと同じ型、同じ色のバッグを2つ持ってきて(「状態がいいのを2つお持ちしました」という話と、当初既に在庫はないと言われたことから、持って来たのは新品ではなく展示品だったのだろうと推測します)、どちらかお好きな方をお選びください、とのことでした。
もちろんその場に当事者の私はいないわけですから、2つとも置いておいて、また水曜日に引き取りに伺います、とのこと。

節子が話を聞いたところでは、そのブランドは靴や衣服に関しては全品出荷前に検針を行うんだけど、バッグに関しては今まで検針を行ってこなかったのだそう。

2つのバッグは、店舗内で簡易検針を行ってから持ってきたそうなのですが、気になるようだったら再度工場に持ち帰り、衣服と同様の検針を行ってくれるらしい。
こちらとしてもクレーマーと疑われるのはイヤだし、万が一再度針が出てきた時に了承済とされては困るので、工場での検針をお願いしました。

「バッグで針が見つかったのは今までで初めてです」
と向こうが言ったので、節子は
「通勤中に他の人を刺していた可能性だってある。しかも子供だったら目の高さで大惨事になってたかもしれない。ニュースに出たっておかしくない事件。針の混入という間違いだって起こることもあろうが、こちらはブランドの信用力も込みで購入したのだから、バッグでも気持ちよく使えるよう考えて欲しい」
と説教したようです。
(おそらく説教の勢いはこの3倍くらいはあったと思われ)
とりあえず刺さっていた針が工場でのものかどうかは、結果を教えてもらうことにしました。

個人的に再度怒るほどの対応ではないんだけど、ただちょっとだけひっかかるのは、持ってきた2つがピカピカの新品ではないってことかなあ。
廃盤モノだからしょうがないのかもしれませんが、持ってきたバッグには向こうで予め見つけたアラが記されてました。
ほんちょっとだけ糸がほつれています、とか、布がずれています、とか。
確かに素人目には全くもって区別が付かないのでいいんですが、そう言われるとなんだかスッキリしない。
ここについてまたクレームしてくんじゃねーぞ、と言われてるみたいだし。


以前、ディナーでとあるレストランを予約したのですが、なんとダブルブッキングで席が取れていないことがありました。
何人も引き連れてお店に行ったのに今更困る・・・と思っていたら、そのお店から「知り合いの店の席を押さえたので、今回はそちらに行って欲しい」と言われました。
その時、次回来店時に使えるメニューのタダ券(かなりの量がタダになる)をもらい、さらに知り合いの店までのタクシー代として、料金よりもかなり高めのお車代を頂き、さらにさらに知り合いの店ではワインを1本サービスしてもらいました。(お車代の分は知り合いのお店でたくさん注文しました)
この対応にはとても感激し、次回行った際はタダ券以上に注文しました。そのレストランにはそれから何度も訪問しています。

何か不測の事態が起こった時、どのように対応するかでその後の印象がガラリと変わります。
1度落ちた信用はなかなか元に戻すことは困難ですが、レストランのように見事に爆上げした対応は見事だなと思います。

バッグに関して、自分としては漠然と

同じ型の新品か、なければ同等の新品と交換
完全な非を認めた上での謝罪

を最低ラインとしていて、それ以上のことは望んでいなかったのですが、2つとも完璧クリアとは言えない状況だからすっきりしないんだろうなあ。

まあこれ以上グチャグチャもめるつもりはないので、ひとまずこちらはこの程度で決着をつけるしかないのかな、と思っています。


toka at 19:41|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2013年06月17日

クレーマーではない。

最近つぶやきなどでいろんな炎上事件などが起こっていますが、炎上目的ではないので企業名は伏せます。


先週木曜日の話。

某有名ブランドのバッグを通勤バッグとして使っているのですが、帰宅し家の鍵を探そうと、肩にかけていたバッグを肘にかけ直した時、急に太ももが痛くなりました。

なんだろう?と思いながらも、そのまま鍵を探していたら、また太ももにチクっとした痛みが。
明らかに先ほどと同じような場所を、鋭い痛みが襲ったのです。

不思議に思い、痛みの周辺の服を触ってみたのですが、特に異常なし。
何の気なしにバッグの底を見てみると。

底から、針の先端が3センチくらい顔を出していました。

どうやら、バッグの底が太ももに触れた時、この針が太ももを刺していたのでした。
どうりで痛かったはずだ。ってか躊躇しないでいってるからかなり痛い。

後で服を脱いで見ると、既に止まってはいましたが、血が出ていた痕跡はありました。
はいていたズボンが濃い色だから、血がズボンに移ったかどうかはよくわからず。
とりあえず消毒して絆創膏をはっておきました。その程度の傷ではあります。
それでも現在でも傷跡は残っています。

バッグの針は、底のマチ部分の台座と底布の間から飛び出しています。
台座の上には裏布が敷かれているので、私がなんらかの拍子で針をバッグに落とし、その針が底から出てきたとは考えにくいわけです。
つまり、製造過程で針が入ったとしか考えられないのです。

土曜日。

購入したデパートのブランドショップに出向き、バッグを見せて説明しました。
売り場のお姉さんは、「こんなところに針が入るわけはないのですが」とまず否定してきたので、なんだかカチンとしてしまいました。
少なからずこのせいで私はケガをしたんだから、と訴えたのですが、

担当者「傷を見せていただけますか?」
私「太ももの付け根なので今ここでお見せすることはできません」
担当者「では傷を病院で手当したとわかるものはありますか?」
私「血が出た程度ですから病院に行くまでではありません」

というやりとりをしているうちに、なんだかこちらが駄々をこねているモンスタークレイマーみたいじゃん、と思えて悔しくなってきました。
せめて傷が膝近くだったら見せることもできただろうにー。

とりあえず担当者から「本部には月曜日以降じゃないと相談できないので、改めて月曜日以降に対応を含めご連絡する」と言われ帰宅したのですが、その際担当者が本部への連絡用に書いていたメモを見たら、「底から針が出ている」としか書いてなかったので、「ケガをしたというのも書いてください」とお願いしてきました。

そして土曜日の夜。

店舗のフロアマネージャーという人から家に電話。
申し訳ございません、と謝罪されるも、
「まだこちらの針と決まったわけじゃない」
「こちらとしては治療費をお支払いするためには病院に行っていただかないと」
の一点張り。

「うちで混入できる場所じゃない」
「そこまでの傷じゃないから治療費とか別にいいんだけど、確実に血は出たし痛かった」
程度なのを説明したいだけのに、またクレーマー扱いされるのか…とちょっとうんざりしてしまいました。
いや、企業側の言い分もわからないわけじゃないんだけどね。ただ実際痛かったのよー。信用して購入したブランドバッグだからこそ、それは訴えたいのよー。

とにかく1度責任者と謝罪しに伺いたい、というのですが、私は日中家にいない。
すると母節子が「私が変わりに聞いておく」というので、今日のお昼、我が家に謝罪に来てるはずです。

さらに電話で聞いたのですが、持っていたバッグは既に廃版となっているので、在庫がないらしい。
「その場合、針を抜いてバッグをお返しすればいいでしょうか」
と聞かれたので、ちょっとそんなバッグはもう使いたくないですねえと言ったのですが。

こういう時ってどういう対応が相応なんでしょうね。
クレーマーではないつもりなので、新作の2つや3つ持ってこい!などという気はまったくないのですが、どの程度の対応なら「片をつけた」ことになるのか、全くわかりません。

とりあえず、家に帰ってから母節子の話を聞きたいと思います。



toka at 22:26|PermalinkComments(1)TrackBack(0)